この記事のポイント
- 同じ馬なら、40口は400口の10倍払って、10倍受け取る
- 月会費の割合が小さいぶん、40口の方が回収率は高くなりやすい
- ただし馬が走らなかったときの損失額は、40口の方がずっと大きい
一口馬主のクラブには、1頭を40口に分けるクラブと、400口や500口に分けるクラブがあります。同じ馬を40口で持つのと400口で持つのとでは、どちらが得なのでしょうか。損益シミュレーターと同じ式で計算して比べました。
比べる条件
- 募集総額4,000万円の馬に1口出資(40口なら1口100万円、400口なら1口10万円)
- 現役期間4年、出走20回(出走手当は1回40万円)
- 維持費は月60万円、保険料は年3%、月会費3,300円(1頭だけに出資)
- 本賞金の80%が馬主の取り分、クラブ手数料3%、利益分に源泉徴収20.42%
支払う額の違い
| 4年間の費用 | 40口 | 400口 |
|---|---|---|
| 出資金 | 1,000,000円 | 100,000円 |
| 維持費 | 720,000円 | 72,000円 |
| 保険料 | 120,000円 | 12,000円 |
| 月会費 | 158,400円 | 158,400円 |
| 合計 | 1,998,400円 | 342,400円 |
| 毎月の支払い(出資金を除く) | 20,800円 | 5,050円 |
出資金・維持費・保険料はちょうど10倍ですが、月会費だけはどちらも同じです。そのため支払いの合計に占める月会費の割合は、40口では約8%、400口では約46%と大きく違います。
賞金別の回収率
| 通算の本賞金 | 40口 | 400口 |
|---|---|---|
| 0円(未勝利) | 9.7% | 5.7% |
| 5,000万円 | 58.2% | 34.0% |
| 1億円 | 105.4% | 62.3% |
同じ成績でも、回収率は40口の方が高くなります。本賞金1億円の場合、40口なら税引き後でも約10.8万円のプラスになりますが、400口では約12.9万円のマイナスです。
一方で、損失の金額を見ると印象が逆になります。未勝利で引退した場合、40口は約180万円、400口は約32万円のマイナスです。
元を取るのに必要な賞金
| 出資のしかた | 40口 | 400口 |
|---|---|---|
| 1頭だけに出資 | 約9,300万円 | 約1億6,650万円 |
| 5頭に出資(月会費を5頭で分ける) | 約8,650万円 | 約1億120万円 |
400口で1頭だけに出資すると、月会費の負担が重く、元を取るハードルが大きく上がります。400口クラブで楽しむなら、複数の馬に出資して月会費を分け合う方が、1頭あたりの損益は良くなります。
どちらが向いているか
40口が向いている人
- 出資する馬を少数に絞って、じっくり応援したい
- まとまった金額を払えて、外れたときの損失にも耐えられる
400口が向いている人
- 少ない金額から始めたい、いろいろな馬に出資したい
- 1頭あたりの損失を小さく抑えたい
ポイント
「回収率が高い=安全」ではありません。40口は当たったときの戻りも大きい代わりに、外れたときの損失も大きくなります。まずは自分が1頭にいくらまで使えるかを決めてから、口数を選ぶのがおすすめです。
計算は簡易的なもので、実際の費用や分配はクラブ・馬によって異なります。
気になる馬の数字で比べてみましょう。
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