この記事のポイント
  • カタログで見るのは「血統」「母」「生まれ月」「馬体」「厩舎」「価格」の6つ
  • どれか1つで決めず、価格に見合っているかをまとめて判断する
  • はじめは、気に入った馬を楽しめる金額で選ぶのが一番

一口馬主のクラブは、毎年、募集する1歳馬を写真やプロフィールつきのカタログで紹介します。はじめて見ると情報が多くて迷いますが、見るところを絞れば比べやすくなります。

1. 血統(父と母の父)

まず目に入るのが父の名前です。父によって、芝とダートのどちらが得意か、短い距離と長い距離のどちらが向くかといった傾向があります。母の父(母父)も、体格や距離の適性に影響すると言われます。

人気の種牡馬の子は募集価格も高くなりがちです。血統だけで選ぶと予算がすぐにふくらむので、ほかの項目とあわせて見ましょう。

2. 母の成績と、きょうだいの成績

母が現役時代にどのくらい走ったか、そして母のほかの子ども(兄や姉)がどのくらい走っているかは、多くの人が重視するポイントです。兄や姉が勝ち上がっていれば、その母の子は走りやすい傾向があると考えられます。

逆に、はじめての子(初仔)は、きょうだいの実績がないので判断材料が少なくなります。

3. 生まれ月

競走馬は同じ年に生まれた馬どうしで競います。1〜2月生まれと5月生まれでは、2歳の時点で体の成長に差が出やすく、早く生まれた馬の方がデビューの時期で有利と言われます。遅生まれの馬は、成長に時間がかかる代わりに、後から伸びることもあります。

4. 馬体と写真・動画

カタログやクラブのサイトには、立ち姿の写真や歩いている動画が載っていることが多いです。脚のまっすぐさ、歩き方のなめらかさ、全体のバランスなどを見ます。体重も載っていれば、同じ月に生まれた馬と比べてみましょう。

見る目は経験で育つものなので、はじめは「なんとなく好き」と感じた馬を選ぶのも立派な理由です。

5. 厩舎

デビュー後に馬を預かる調教師(厩舎)も、カタログに載っています。美浦(関東)と栗東(関西)のどちらの厩舎かで、主に走る競馬場が変わります。応援に行きやすい地域の厩舎を選ぶ人もいます。

6. 価格と性別

同じクラブの中でも、募集価格には大きな差があります。高い馬ほど期待されていますが、必ず走るわけではありません。また、牝馬は牡馬より安く募集されることが多い一方、多くのクラブで6歳の春までに引退する決まりがあり、現役期間が短めになります。

ポイント

価格を見たら、損益シミュレーターで「元を取るにはいくら稼ぐ必要があるか」を確認してみましょう。高い馬ほど、必要な賞金も大きくなります。

はじめての馬選びのコツ

  • まず1頭にいくらまで使えるか(出資金+毎月の支払い)を決める
  • その範囲の馬の中から、血統・母・生まれ月をざっと比べる
  • 最後は写真や動画を見て、応援したいと思える馬を選ぶ

人気の馬は抽選になるので、第2希望、第3希望まで考えておくと安心です。抽選の仕組みは一口馬主の始め方で解説しています。

気になる馬の価格で、損益を計算してみましょう。

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